室井一辰 医療経済ジャーナリスト

医療経済ジャーナリスト、室井一辰。『絶対に受けたくない無駄な医療』の連載をはじめ、医療経済にまつわる話題をご提供いたします。

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査してはいけない手術

病院での治療──入院中の寝たきりは禁物(47回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査してはいけない手術 病院での治療──入院中の寝たきりは禁物100人に1人が入院している時代 病院での治療を受けるときは、どのように過ごすとよいのでしょうか。厚生労働省の患者調査によると、2014年の調査日…

関節の病気の薬──グルコサミンやコンドロイチンは意味がない?(46回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査してはいけない手術 関節の病気の薬──グルコサミンやコンドロイチンは意味がない?年を取るごとに増える関節の痛みと、変形性関節症 手足の関節の痛みは、年齢を重ねるほどにポピュラーになっていく症状です。厚生…

サプリメント──健康への効果は「超」疑問(45回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査してはいけない手術 サプリメント──健康への効果は「超」疑問日本国民1人当たり年間1万円を費やす存在 調査会社インテージの調査によると、健康食品とサプリメントの市場規模は2017年の1年間で1兆5624億円…

がん治療薬──時代遅れの抗がん剤不要論よ、さらば!(44回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査してはいけない手術 がん治療薬──時代遅れの抗がん剤不要論よ、さらば!総患者数162万人の期待が集まる分子治療薬 厚生労働省の患者調査によると、最新データとなる2014年の悪性新生物(がん)の総患者数は…

がんの治療──休息で「体力回復」は正しくない(43回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査してはいけない手術 がんの治療──休息で「体力回復」は正しくないがんになったら体を休める? がんになると疲れやすくなることもあり、安静にしているのが当たり前と思われがちです。医療従事者でさえ、がんになっ…

脂質異常症の薬──超高齢者にコレステロールを下げる薬は無用(42回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査してはいけない手術 脂質異常症の薬──超高齢者にコレステロールを下げる薬は無用200万人を超える人が医療機関のお世話になっている 脂質異常症は、コレステロールや中性脂肪の値が正常の範囲をはずれてしまう病…

胸焼けの薬──だらだらと飲み続けるのは負担(41回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査してはいけない手術 胸焼けの薬──だらだらと飲み続けるのは負担年を取るにつれて増える胃もたれと胸焼け 胸焼けは、食道を通って胃から口の方に胃酸がのぼってくることで起こる症状です。逆流性食道炎ともよばれま…

水虫の薬──飲み薬は慎重に(40回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査してはいけない手術 水虫の薬──飲み薬は慎重に皮膚のカビ・水虫 いわゆる水虫は、全国で13万8000人が医療機関で治療を受けているれっきとした病気です(2014年、厚生労働省の患者調査)。白 はく 癬 せん …

認知症の薬──コリンエステラーゼ阻害薬は効くのか?(39回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査してはいけない手術 認知症の薬──コリンエステラーゼ阻害薬は効くのか?10年間でほぼ3倍になったアルツハイマー病 高齢化の進展とともに、認知症への関心が高まっています。認知症にはいくつかのタイプがあり、アル…

高血圧の薬──変わる高齢者の適正値(38回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術 高血圧の薬──変わる高齢者の適正値総患者数1000万人をどう治す? 高血圧は生活習慣病の一つとしてよく話題に上ります。厚生労働省の患者調査によると、2014年の調査日における総患者数…

赤ちゃんの超音波検査──記念のための画像撮影は危険(36回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術 赤ちゃんの超音波検査──記念のための画像撮影は危険進化する赤ちゃんの超音波検査 内閣府によると、日本の出生数は2016年に97万6978人となっています。出生数が山を作った1973年の…

停留精巣の検査──超音波検査は慎重に(35回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術 停留精巣の検査──超音波検査は慎重に睾丸が降りてこない? 男性の睾丸は、母親の胎内にいるときにおなかの中から陰嚢、いわゆる「ふくろ」の中に降りてきて形成されます。中には3~4%の頻度で…

中絶の判断──出生前検査で決めるべきではない(34回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術 中絶の判断──出生前検査で決めるべきではない検査は信じられるか 厚生労働省の2016年度のデータによると、日本の年間の人工妊娠中絶件数は16万8015件。前年比で4・7%減なので、減少傾…

失神の検査──1回目ならCTやMRIは不要(33回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術 失神の検査──1回目ならCTやMRIは不要意外と身近? 30人に1人が経験 ショックを受けてその場に倒れる、というシーンを映画などで見たことはありますか? 普段の生活をしている中で、失神を…

認知症の検査──認知症と決めつけるのは危うい(32回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術 認知症の検査──認知症と決めつけるのは危うい認知症700万人時代到来 認知症は脳の病気です。物忘れや時間や場所が分からなくなるなど、普段の生活に障害などが現れてくるというのが症状にな…

糖尿病──血糖値が高めでもよい年齢は?(31回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術 糖尿病──血糖値が高めでもよい年齢は?糖は高すぎると悪さをする 唐突ですが、人はなぜ生きている、すなわち活動できているのでしょうか。もちろんそこにはいろいろな要素が絡み合っているわけ…

腰痛の検査───腰痛の検査に待った!(30回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術 腰痛の検査───腰痛の検査に待った!検査は当たり前ではない 人は背骨を立てて、2本の足で歩いています。背骨は上から頸椎、胸椎、腰椎となり、この腰椎付近に痛みを感じるのがいわゆる腰痛と…

頭痛の検査──やるならMRI(29回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術 頭痛の検査──やるならMRIもはや国民的な症状・頭痛 頭痛は文字通り頭が痛くなる症状。この頭痛というのは症状であって、病気ではありません。背景にはさまざまな原因があります。厚生労働省…

頭の外傷や腹痛の検査──そのCT検査は必要ですか?(28回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術 頭の外傷や腹痛の検査──そのCT検査は必要ですか?頭を打ったからとりあえずCT、は間違い 転倒するなどして頭を打ったときに、脳へのダメージがないか心配になる、というのは一般的な反応だ…

骨粗鬆症の検査──骨密度の検査は繰り返してもムダ(27回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術 骨粗鬆症の検査──骨密度の検査は繰り返してもムダ日本では10人に1人 身体を支えるのに欠かせない骨は、年を取るにつれ強度が落ちていきます。骨密度という骨の量が減ることで起こるのが、骨 こ…

避妊──ピル処方に膣内診は必要?(26回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術 避妊──ピル処方に膣内診は必要?妊娠を避けるためのごく一般的な方法 女性の医療について大事なことをもうひとつ。妊娠を避ける、つまり避妊にまつわる検査についても、今の日本で一般に行われ…

子宮頸がんの検査──毎年、綿棒で細胞を取る必要はない(25回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術 子宮頸がんの検査──毎年、綿棒で細胞を取る必要はない異常な細胞を探す「パップ検査」 子宮頸とは、子宮の出入り口にあるくびれたトンネルの部分ですが、ここにヒトパピローマウイルスという性…

米国の公的機関も「推奨できない」(24回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術 米国の公的機関も「推奨できない」 卵巣がんの検診をめぐっては、2018年に国際的にも注目された見解が米国で出されています。医療行為への提言を行っている公的機関、米国予防医学専門委員…

何もないのにがんだと疑われる危険(23回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術 何もないのにがんだと疑われる危険 一方で、この卵巣がんを調べるための検査方法も確立しています。血液の検査でがんが出しているたんぱく質を検出する、超音波検査で卵巣を調べる、といった方…

卵巣がんの検査──検査の意味がないことも(22回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術 卵巣がんの検査──検査の意味がないことも見つかりにくく、見つかったときには進行しているケースも多い 卵巣は、女性が卵子を作る臓器です。卵巣がんは、この卵巣や卵巣の周囲にがんができる病…

そもそも検査する意味はない?(21回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術 そもそも検査する意味はない? ここで問題となっているのが、そもそも前立腺がんを見つける意味があるのか、という点です。厳密に言うと、がんを見つけること自体には意味があるのかもしれませ…

前立腺がんの検査――検査には賛否両論あり! 余命の状況次第ではそもそも受けなくてよい(20回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術 前立腺がんの検査――検査には賛否両論あり!最も多い男性のがんだが…… 男性であれば、「前立腺」についてどこかで聞いたこともあるかもしれません。男性の生殖器はいろいろな部分から成り立って…

余命の状況次第ではそもそも受けなくてよい(19回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術 余命の状況次第ではそもそも受けなくてよい 日本ではだれもが一部負担で医療を受けられる環境が整っており、医療との接点が途切れません。高齢になっても大腸カメラを受けるケースはあるでしょ…

大腸がんの検査――大腸カメラは10 年に1回で十分(17回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術 大腸がんの検査――大腸カメラは10 年に1回で十分死亡に至るがんだけに心配だけど、検査はどれくらい念入りに行えば? 大腸は、どこか腸の最後の部分、ということは知っている方もおられることで…

特にメリットのないがん検診の数々 (16回)『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(室井一辰著,洋泉社,2019)

世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術 特にメリットのないがん検診の数々 同じように、余命を基準にした場合の検診の必要性については、さまざまな学会から不必要であるという指摘が出ています。 さらに、乳がんの手術の分野を世界…