2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧
絶対に受けたくない無駄な医療 【第26回】 受けたくない医療19【ガン治療】治療する前にプランを作れ米国癌委員会 ガン治療において、「始める前にプランを作れ」という視点を強調しているのが米国癌委員会である。「治療の際に治療計画を作るなんて当たり前…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第25回】 受けたくない医療18【ガン治療】「分子標的薬」は慎重に使え米国臨床腫瘍学会 「分子標的薬」(※13)はガン治療の主役になっていると言っていいだろう。日本では、肺ガンのイレッサを皮切りに、乳ガンのハーセプチ…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第24回】 受けたくない医療17【大腸ガン】大腸ガンの内視鏡検査は10年に1回で十分米国消化器病学会、米国外科学会 大腸ガンの内視鏡検査を受ける人も増えているだろう。便の検査で潜血が判明した時に、精密検査としておしり…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第23回】 受けたくない医療15【肺ガン】肺ガンのCT検診はガイドラインより頻繁に行わない米国胸部医師学会、米国胸部学会 肺ガンのCT検診が今、にわかに注目されている。海外では、米国癌協会がヘビースモーカーに対する…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第22回】 受けたくない医療13【子宮頸ガン】コルポスコピーは、子宮頸ガンの経験がある場合も安易に行わない米国婦人科癌学会 人間ドックの女性向けのプログラムとして、子宮頸ガンの検査は一般的に取り入れられている。子宮…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第21回】 受けたくない医療11【子宮頸ガン】HPV検査は30歳以下の女性には行わない米国家庭医学会、米国臨床病理学会 ヒトパピローマウイルス(HPV)は、子宮頸ガンの原因となるウイルスとして国内外で注目されている。…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第20回】 受けたくない医療10【乳ガン】乳ガンの温存療法として、安易に「IMRT」を行わない米国放射線腫瘍学会 IMRTは「強度変調放射線治療」と言って、ガンが身近な人でなければあまり聞くことはないだろう。しかし…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第19回】 受けたくない医療8 【乳ガン】早期乳ガンで50歳を超える患者の場合、放射線治療はできる限り短期にするよう配慮せよ米国放射線腫瘍学会 年齢を重ねるとガン治療の負担感も増す。より治療を軽くできないかを考えるの…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第18回】 受けたくない医療5 【乳ガン】早期の乳ガンでも骨への転移検査をしない米国臨床腫瘍学会 乳ガンでも、前立腺ガンと同じように早期の段階ならば骨への転移検査をする必要はないと見られている。 米国臨床腫瘍学会は…
プロフィールをこちらにおまとめいたします。 大手出版社を皮切りに、医学専門メディアや経営メディアなどで全国の病院や診療所、営利組織、公的組織などに関する記事を執筆。米国、欧州などの医療、バイオ技術の現場を取材。2014年に『絶対に受けたくないム…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第17回】 受けたくない医療4 【前立腺ガン】前立腺ガンにむやみに陽子線治療は行わない米国放射線腫瘍学会 直木賞作家のなかにし礼さんが、2012年に食道ガンの治療として受けたので有名になった「陽子線治療」。陽子線治…
https://www.bmj.com/company/newsroom/nhs-commissioners-are-ignoring-guidelines-by-rationing-cataract-surgery/ 英国では白内障手術をめぐって、賛否両論があるようです。 NHSという公的な組織が、英国では医療が必要であるかを判断していますが、白内…
https://today.uic.edu/most-preventive-antibiotics-prescribed-by-dentists-are-unnecessary 米国の大学から、歯科で予防目的で処方される抗菌薬はほぼ不要という報告がありました。 チュージング・ワイズリーにつながるような論文と思われたので、こちら…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第16回】 受けたくない医療2【前立腺ガン】早期の前立腺ガンでは骨への転移検査をしない米国臨床腫瘍学会、米国泌尿器科学会 前立腺は骨盤に囲まれるようにあるため、ガンの存在が分かると、増殖して骨に食い込んでいかない…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第15回】 ガン ガンと一口に言っても、腹部のガン、生殖器のガン、皮膚のガンなど様々な種類がある。ここでは日本での関心の高さや患者の多さなどを踏まえながら、ガンの治療を考えるうえで参考になる部分を見ていく。まず、…