室井一辰 医療経済ジャーナリスト

医療経済ジャーナリスト、室井一辰。『絶対に受けたくない無駄な医療』の連載をはじめ、医療経済にまつわる話題をご提供いたします。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

(35回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)受けたくない医療32【糖尿病】 糖尿病では、スライディングスケール法を用いて 血糖値を管理しない 米国医療ディレクターズ協会

絶対に受けたくない無駄な医療 【第35回】 受けたくない医療32【糖尿病】糖尿病では、スライディングスケール法を用いて血糖値を管理しない米国医療ディレクターズ協会 糖尿病でインスリン(※21)治療を受けている人にとって、スライディングスケール法はな…

(34回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)受けたくない医療31【小児科】 停留精巣の男の子に超音波検査をしない 米国泌尿器科学会

絶対に受けたくない無駄な医療 【第34回】 受けたくない医療31【小児科】停留精巣の男の子に超音波検査をしない米国泌尿器科学会 男の子は生まれると、徐々に精巣、いわゆる睾丸が陰嚢に降りてくる。ただ、時々降りてこない子がいて、私自身も周りで子供の停…

(33回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)受けたくない医療29【小児科】 腹痛でむやみにCT検査を行わない 米国小児科学会、米国消化器病学会

絶対に受けたくない無駄な医療 【第33回】 受けたくない医療29【小児科】腹痛でむやみにCT検査を行わない米国小児科学会、米国消化器病学会 引き続きになるが、CT検査の問題は腹痛でも触れておきたい。 日本では画像検査の設備が整っているので、X線検…

(32回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)受けたくない医療28【小児科】 熱性けいれんで画像検査はNG! 米国小児科学会

絶対に受けたくない無駄な医療 【第32回】 受けたくない医療28【小児科】熱性けいれんで画像検査はNG! 米国小児科学会 子供には熱を出してけいれんするという事態がよく起こる。いきなり子供が引きつけを起こしてしまうので、保護者としては背筋が寒くな…

(31回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)受けたくない医療27【小児科】 風邪に抗菌薬は使わない 米国小児科学会

絶対に受けたくない無駄な医療 【第31回】 受けたくない医療27【小児科】風邪に抗菌薬は使わない米国小児科学会 「風邪だから抗菌薬」というのはありふれた光景だろう。しかし、ウイルス感染症に抗菌薬が効かないとは長く言われてきたところ。あらためて米国…

(30回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)受けたくない医療26【検査】 軽度の頭部外傷でCT検査をするべからず 米国救急医学会、米国小児科学会

絶対に受けたくない無駄な医療 【第30回】 受けたくない医療26【検査】軽度の頭部外傷でCT検査をするべからず米国救急医学会、米国小児科学会 子供が頭を打ったから救急車を呼ばなければ、という場面は少なからずある。CT検査で頭の撮影をしなければ、と…

(29回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)ガン以外の疾患 受けたくない医療25【検査】 無用な胸部X線検査はするべからず 米国外科学会、米国 一 般内科学会、米国病院医学会、米国集中治療関連学会、米国内科医学会

絶対に受けたくない無駄な医療 【第29回】 ガン以外の疾患ガンに続いて、ガン以外の疾患を幅広く見ていこう。無駄な検査や意味のない治療は患者の負担を強いるばかり。病気を治し、生活の質を向上させるために、どのような医療行為を避ければよいか。米国の…

(28回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)受けたくない医療23【ガン検診】 PETやCT検査などガン検診は控えよ 米国核医学・分子イメージング学会、米国臨床腫瘍学会、米国婦人科癌学会

絶対に受けたくない無駄な医療 【第28回】 受けたくない医療23【ガン検診】PETやCT検査などガン検診は控えよ米国核医学・分子イメージング学会、米国臨床腫瘍学会、米国婦人科癌学会 健康であってもガン検診は積極的に受けるべきだと思う人は多いかもし…

(27回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)受けたくない医療21【ガン治療】 抗ガン剤と一緒に強い吐き気止めを安易に使わない 米国臨床腫瘍学会

絶対に受けたくない無駄な医療 【第27回】 受けたくない医療21【ガン治療】抗ガン剤と一緒に強い吐き気止めを安易に使わない米国臨床腫瘍学会 抗ガン剤の副作用というと、吐き気や嘔吐を思い起こす人も多いだろう。しかし、米国臨床腫瘍学会は、「ガン患者に…