室井一辰 医療経済ジャーナリスト

医療経済ジャーナリスト、室井一辰。『絶対に受けたくない無駄な医療』の連載をはじめ、医療経済にまつわる話題をご提供いたします。

健康診断と科学的な妥当性

線虫で病気を探す検診サービスがもめている。科学的な妥当性が問題だということ。それは議論を尽くしてもらえればと、外野から見ると思う。 解せないのは、叩きやすいところを叩いてガス抜きしてやいないかということ。健康診断と科学的な妥当性を言うならば…

新薬と効果

新薬が登場すると、期待が高まるのは当然。一方で、それが本当に効果があるかは別問題。データを詳しく見ると、大した効果がないことはよくある。メリットとデメリットを考えると同時に、効果や安全性について客観的に評価することも重要。 stellanews.life

GLP-1ダイエットと副作用

GLP-1ダイエットが人気になっている。どんな医療行為でもメリットとデメリットがある。それを理解して、リスクについても情報を集めておくことが大切。 www.news-postseven.com

美容医療と被害

美容医療はメリットとデメリットを天秤に掛けてやるという意味で、 通常の医療と全く同じ。 もともと健康な人を対象にするならば デメリットがあってはならない点で、なおさら。 被害報告が注目されているのかもしれません。 biyouhifuko.com

ワクチンは薬

ワクチンは薬というのは当たり前の話です。 メリットとデメリットがあるのも当然。 そこをきちんと考えて利用するのが重要です。

果物と健康

NEWSポストセブンでのコメントにありますように果物は健康に良いという評価が年々高まっています。

症状と検査

症状がないときに受ける検査は検診と言われますが、さまざまな種類の検診が登場しています。検診には義務的に税金を使って実施される住民検診と、人間ドックのように自費で受ける任意検診があります。最近増えているのは任意検診です。 これらは科学的な根拠…

ウイルスの生存戦略

SARSは2年で忽然と消えて、MERSも一時期大きく患者を増やしましたが、その後小康状態となりあたかも消えたようになりました。新型コロナウイルス感染症も足元では患者数が減っているのですが、ウイルスは強毒になりすぎれは人の命を奪うために、感染の機会…

コロナとインフルエンザの混合ワクチン

コロナとインフルエンザの混合ワクチンが検討されています。コロナのワクチン接種が継続的に行われる見通しになり、それについでにインフルエンザも加えてしまおうという発想です。これまでのインフルエンザの不活化ワクチンは接種しても感染する場合もある…

コロナと入院

コロナと入院は大きな問題を内包しています。日本では世界最高の医療と呼ばれますが、公的な国民皆保険があるために、全員が大幅な割引き価格で医療を受けられるがゆえに、安易な入院が広がっています。結果として、病院が安価なホテルのように利用されてお…

コロナとワクチンの効果維持

ワクチン接種後の免疫はいかに維持されるのかはまだよく分かっていません。欧米ではワクチン接種が広がったので社会活動が以前のように戻っており、それにともなって感染者が再び高止まりしています。免疫は抗体ばかりではなく、T細胞と呼ばれる細胞による免…

コロナと国産ワクチン

日本のワクチンは待望されているのかなと思われます。今時、薬に国籍など関係ないですし、実際に効果において関係ありませんが、ワクチンの場合には接種対象が広いために、受ける方の抵抗をできるだけ小さくしていくのが大切です。海外で製造していたワクチ…

コロナと3CLプロテアーゼ阻害薬

コロナの薬剤として3CLプロテアーゼ阻害薬と呼ばれる薬が登場するめどが立ち始めています。コロナの持っているタンパク質の中に、コロナの本体を構築する上で欠かせない酵素があるのですが、それを邪魔するものになります。これまでの薬剤は、コロナで起こる…

ワクチン接種の死亡抑制効果

ワクチン接種の死亡抑制効果について考えるきっかけが、製薬企業の臨床試験のその後を調べた報告から示されていました。ポストセブンで取材されており、そのデータについて意見を求められました。ワクチン接種によって重症を抑止する効果については示されて…

がんの治療選択肢と事前の説明の大切さ

日本のがん医療は歴史的に外科医師によって担われており、現在でも外科が主導しているケースも多くなっています。臨床研究も開腹や開胸の手術が関係したものは多いですのでデータも多数あります。日本では外科手術のデータが国内全体で蓄積されて共有する仕…