絶対に受けたくない無駄な医療
絶対に受けたくない無駄な医療 【第22回】 受けたくない医療13【子宮頸ガン】コルポスコピーは、子宮頸ガンの経験がある場合も安易に行わない米国婦人科癌学会 人間ドックの女性向けのプログラムとして、子宮頸ガンの検査は一般的に取り入れられている。子宮…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第21回】 受けたくない医療11【子宮頸ガン】HPV検査は30歳以下の女性には行わない米国家庭医学会、米国臨床病理学会 ヒトパピローマウイルス(HPV)は、子宮頸ガンの原因となるウイルスとして国内外で注目されている。…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第20回】 受けたくない医療10【乳ガン】乳ガンの温存療法として、安易に「IMRT」を行わない米国放射線腫瘍学会 IMRTは「強度変調放射線治療」と言って、ガンが身近な人でなければあまり聞くことはないだろう。しかし…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第19回】 受けたくない医療8 【乳ガン】早期乳ガンで50歳を超える患者の場合、放射線治療はできる限り短期にするよう配慮せよ米国放射線腫瘍学会 年齢を重ねるとガン治療の負担感も増す。より治療を軽くできないかを考えるの…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第18回】 受けたくない医療5 【乳ガン】早期の乳ガンでも骨への転移検査をしない米国臨床腫瘍学会 乳ガンでも、前立腺ガンと同じように早期の段階ならば骨への転移検査をする必要はないと見られている。 米国臨床腫瘍学会は…
プロフィールをこちらにおまとめいたします。 大手出版社を皮切りに、医学専門メディアや経営メディアなどで全国の病院や診療所、営利組織、公的組織などに関する記事を執筆。米国、欧州などの医療、バイオ技術の現場を取材。2014年に『絶対に受けたくないム…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第17回】 受けたくない医療4 【前立腺ガン】前立腺ガンにむやみに陽子線治療は行わない米国放射線腫瘍学会 直木賞作家のなかにし礼さんが、2012年に食道ガンの治療として受けたので有名になった「陽子線治療」。陽子線治…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第16回】 受けたくない医療2【前立腺ガン】早期の前立腺ガンでは骨への転移検査をしない米国臨床腫瘍学会、米国泌尿器科学会 前立腺は骨盤に囲まれるようにあるため、ガンの存在が分かると、増殖して骨に食い込んでいかない…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第15回】 ガン ガンと一口に言っても、腹部のガン、生殖器のガン、皮膚のガンなど様々な種類がある。ここでは日本での関心の高さや患者の多さなどを踏まえながら、ガンの治療を考えるうえで参考になる部分を見ていく。まず、…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第14回】 第ニ部「受けたくない医療100」を一挙公開「効果がある」と医師や患者が信じていても、有効性が科学的に疑問視されている医療は少なからず存在している。第二部では、米国の専門学会が指摘した、100件の「受…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第13回】 臨床研究の結果で医療の常識が激変 「エビデンス・ベースド・メディシン(Evidence-based medicine)」──。医師ら医療側の中で「根拠に基づく医療」、すなわち「EBM」と呼ばれる考え方は米国ですっかり浸透して…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第12回】 第一部「治らない医療」を撲滅せよ! 米国で始まった 無駄撲滅運動とは 必要な医療だけを求めよう──。米国発で、医療界が動き始めている。 医療費の増大は世界的に見ても国家的な問題だ。高齢化の進行や医療の高度…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第11回】 帝王切開が増えているのはなぜか リスクを避けるために、必ずしも必要のない医療に走る動きもある。 例えば頭を打った時のCT検査は、まひのような重い症状がなければ不要とするデータが存在しているにもかかわら…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第10回】 第一部なぜ無駄な医療は止まらない? 人には言えない 医療側の大人の事情 医療に対して悩みを抱える患者の経験談を振り返っていくと、あたかも「医師ら医療側が患者にひどい仕打ちをしている」と思いたくなるかもし…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第9回】 実例5高齢者の胃ろうはなぜ続く? 終末期医療だからこそ起きる無駄な医療 私は以前、高齢者を収容している病院を訪ねて、呆然としたことがある。死を目前にした「終末期医療」の現場である。多くの高齢者がベッドに…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第8回】 実例4CT検査、善意の裏に悪意の影医療側の責任回避が患者の被曝リスクを高める 子供が頭を打って大泣きした。CT検査を受けたけれども問題はなく、ほっと一安心した――。そんなことは、医療に深く携わらない人でも…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第7回】 実例3「アスペルガー症候群」はもう存在しない〝関係者〟の思惑で疾患が増える不都合な現実 「病気が人工的に作り出されている」という視点がある。そんな問題への指摘が最近増えているのが精神疾患の領域である。精…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第6回】 実例2「ブルガタ症候群」で調べるほどに不安倍増! 不十分な説明で混乱の極みに 次は、心臓病の話にいこう。ブルガダ症候群と呼ばれる、突然死にもつながり得る遺伝性の不整脈におびえる経験をしたジェームズ氏(仮…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第5回】 実例1開腹か、腹腔鏡か、医師の意見が二分情報に振り回されて右往左往 ある日本メーカーで定年まで勤め上げた、70 歳を目前にした南野博氏(仮名)は2013年に突然、胃ガンであると検診の結果告げられた。 ガンと…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第4回】 第一部こんな医療では治らない! 国家財政を圧迫するほど医療費が膨れ上がっているのに、効果の薄い医療が減る気配がない。なぜ不要な医療が蔓延しているのか、その背景には何があるのか――。患者側と医療側の視点で…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第3回】 溢れる情報に混乱する患者 病気に直面する人やその家族から相談を受けるようになって気がついたのは、インターネットの情報を、それこそ目を皿のようにして読み込む患者や家族の姿である。 昔であれば、いったん病気…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第2回】 〝STAP騒動〟 の背後にある国民の変化 最近、医療への関心、または不安や不満を感じる人が増えているように感じる。そこには、背景があると考えている。 2014年4月、医療の常識を覆すような出来事があった…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第1回】 まえがき まずは自己紹介をしたい。 私は東京大学で獣医学を学んだ。もともと工学系コースで学んでいたが、医療や生物科学、いわゆるバイオ技術の盛り上がりを横目に見て興味を持ち、思い切って20 歳の時に飛び込ん…
絶対に受けたくない無駄な医療 室井一辰と申します。この2019年に、『続 ムダな医療』(日経BP)、『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術 (新書y)』(洋泉社)という2冊の書籍を刊行しました。いずれも無駄な医療を撲滅していこう…
週刊ポストの医療のコストパフォーマンスについての記事に協力しました。 協力して、いろいろな医療行為の価格を調べていましたが、実際が本当に分かりづらく、やや驚きました。 広告規制はあるのでしょうが、医療にかかるコストや、実際の負担額がインター…
こちらでお知らせしていませんでしたが、電子書籍を出しております。 チュージング・ワイズリーの予習復習にお読みください。 連携先企業、株式会社ステラ・メディックスのお知らせにリンクを張っております。 stellamedix.jp
話題になっていますが、週刊現代と週刊ポストの医療論争が注目されています。 wgen.kodansha.ne.jp 週刊ポスト http://www.weeklypost.com/160722jp/index.html いろいろ医療をディスりすぎてひどい、といった今風に言えば、医療界を中心として、そうした議…
福井大学2016年度入試の小論文で『絶対に受けたくない無駄な医療』が出題されていたようです。先日日本著作権教育研究会というところからご連絡をいただきました。 やはり当然ながら入試で何が出るかは秘密であるだけに、事前には連絡は来なくて、このように…
「絶対に受けたくない無駄な医療」。上海交通大学出版社より、中国本土版がこのたび発売されました。 中国版アマゾンより。 http://www.amazon.cn/100%E7%A7%8D%E8%BF%87%E5%BA%A6%E5%8C%BB%E7%96%97%E5%A4%A7%E5%85%AC%E5%BC%80-%E5%AE%A4%E4%BA%95%E4%B8%8…
書籍「絶対に受けたくない無駄な医療」。中国、および韓国の出版社と契約をしました。まだ時間がかかりそうですが、Choosing Wiselyの考え方が日本発でアジアに伝わることになりそうで、楽しみです。日本でも静かに考え方が広がっているようです。どう展開し…