室井一辰 医療経済ジャーナリスト

医療経済ジャーナリスト、室井一辰。『絶対に受けたくない無駄な医療』の連載をはじめ、医療経済にまつわる話題をご提供いたします。

医療

(19回) 『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)受けたくない医療8 【乳ガン】 早期乳ガンで50歳を超える患者の場合、 放射線治療はできる限り短期にするよう配慮せよ 米国放射線腫瘍学会

絶対に受けたくない無駄な医療 【第19回】 受けたくない医療8 【乳ガン】早期乳ガンで50歳を超える患者の場合、放射線治療はできる限り短期にするよう配慮せよ米国放射線腫瘍学会 年齢を重ねるとガン治療の負担感も増す。より治療を軽くできないかを考えるの…

(18回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)受けたくない医療5 【乳ガン】 早期の乳ガンでも骨への転移検査をしない 米国臨床腫瘍学会

絶対に受けたくない無駄な医療 【第18回】 受けたくない医療5 【乳ガン】早期の乳ガンでも骨への転移検査をしない米国臨床腫瘍学会 乳ガンでも、前立腺ガンと同じように早期の段階ならば骨への転移検査をする必要はないと見られている。 米国臨床腫瘍学会は…

室井一辰 プロフィール 経歴

プロフィールをこちらにおまとめいたします。 大手出版社を皮切りに、医学専門メディアや経営メディアなどで全国の病院や診療所、営利組織、公的組織などに関する記事を執筆。米国、欧州などの医療、バイオ技術の現場を取材。2014年に『絶対に受けたくないム…

(17回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)受けたくない医療4 【前立腺ガン】 前立腺ガンにむやみに陽子線治療は行わない 米国放射線腫瘍学会

絶対に受けたくない無駄な医療 【第17回】 受けたくない医療4 【前立腺ガン】前立腺ガンにむやみに陽子線治療は行わない米国放射線腫瘍学会 直木賞作家のなかにし礼さんが、2012年に食道ガンの治療として受けたので有名になった「陽子線治療」。陽子線治…

英国で白内障手術の賛否両論

https://www.bmj.com/company/newsroom/nhs-commissioners-are-ignoring-guidelines-by-rationing-cataract-surgery/ 英国では白内障手術をめぐって、賛否両論があるようです。 NHSという公的な組織が、英国では医療が必要であるかを判断していますが、白内…

歯科で処方される予防目的の抗菌薬はほぼ不要

https://today.uic.edu/most-preventive-antibiotics-prescribed-by-dentists-are-unnecessary 米国の大学から、歯科で予防目的で処方される抗菌薬はほぼ不要という報告がありました。 チュージング・ワイズリーにつながるような論文と思われたので、こちら…

(16回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)受けたくない医療2【前立腺ガン】 早期の前立腺ガンでは骨への転移検査をしない 米国臨床腫瘍学会、米国泌尿器科学会

絶対に受けたくない無駄な医療 【第16回】 受けたくない医療2【前立腺ガン】早期の前立腺ガンでは骨への転移検査をしない米国臨床腫瘍学会、米国泌尿器科学会 前立腺は骨盤に囲まれるようにあるため、ガンの存在が分かると、増殖して骨に食い込んでいかない…

(15回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014) 受けたくない医療1【前立腺ガン】 前立腺ガンの検診のために安易に「PSA検査」をしない

絶対に受けたくない無駄な医療 【第15回】 ガン ガンと一口に言っても、腹部のガン、生殖器のガン、皮膚のガンなど様々な種類がある。ここでは日本での関心の高さや患者の多さなどを踏まえながら、ガンの治療を考えるうえで参考になる部分を見ていく。まず、…

(14回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)第ニ部「受けたくない医療100」を一挙公開

絶対に受けたくない無駄な医療 【第14回】 第ニ部「受けたくない医療100」を一挙公開「効果がある」と医師や患者が信じていても、有効性が科学的に疑問視されている医療は少なからず存在している。第二部では、米国の専門学会が指摘した、100件の「受…

(13回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)臨床研究の結果で医療の常識が激変

絶対に受けたくない無駄な医療 【第13回】 臨床研究の結果で医療の常識が激変 「エビデンス・ベースド・メディシン(Evidence-based medicine)」──。医師ら医療側の中で「根拠に基づく医療」、すなわち「EBM」と呼ばれる考え方は米国ですっかり浸透して…

(12回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)「治らない医療」を撲滅せよ!   米国で始まった   無駄撲滅運動とは

絶対に受けたくない無駄な医療 【第12回】 第一部「治らない医療」を撲滅せよ! 米国で始まった 無駄撲滅運動とは 必要な医療だけを求めよう──。米国発で、医療界が動き始めている。 医療費の増大は世界的に見ても国家的な問題だ。高齢化の進行や医療の高度…

(11回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)帝王切開が増えているのはなぜか

絶対に受けたくない無駄な医療 【第11回】 帝王切開が増えているのはなぜか リスクを避けるために、必ずしも必要のない医療に走る動きもある。 例えば頭を打った時のCT検査は、まひのような重い症状がなければ不要とするデータが存在しているにもかかわら…

(10回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)なぜ無駄な医療は止まらない?    人には言えない   医療側の大人の事情

絶対に受けたくない無駄な医療 【第10回】 第一部なぜ無駄な医療は止まらない? 人には言えない 医療側の大人の事情 医療に対して悩みを抱える患者の経験談を振り返っていくと、あたかも「医師ら医療側が患者にひどい仕打ちをしている」と思いたくなるかもし…

(9回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)高齢者の胃ろうはなぜ続く?  終末期医療だからこそ起きる無駄な医療

絶対に受けたくない無駄な医療 【第9回】 実例5高齢者の胃ろうはなぜ続く? 終末期医療だからこそ起きる無駄な医療 私は以前、高齢者を収容している病院を訪ねて、呆然としたことがある。死を目前にした「終末期医療」の現場である。多くの高齢者がベッドに…

(8回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)CT検査、善意の裏に悪意の影 医療側の責任回避が患者の被曝リスクを高める

絶対に受けたくない無駄な医療 【第8回】 実例4CT検査、善意の裏に悪意の影医療側の責任回避が患者の被曝リスクを高める 子供が頭を打って大泣きした。CT検査を受けたけれども問題はなく、ほっと一安心した――。そんなことは、医療に深く携わらない人でも…

(7回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)「アスペルガー症候群」はもう存在しない

絶対に受けたくない無駄な医療 【第7回】 実例3「アスペルガー症候群」はもう存在しない〝関係者〟の思惑で疾患が増える不都合な現実 「病気が人工的に作り出されている」という視点がある。そんな問題への指摘が最近増えているのが精神疾患の領域である。精…

(6回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)「ブルガタ症候群」で調べるほどに不安倍増! 

絶対に受けたくない無駄な医療 【第6回】 実例2「ブルガタ症候群」で調べるほどに不安倍増! 不十分な説明で混乱の極みに 次は、心臓病の話にいこう。ブルガダ症候群と呼ばれる、突然死にもつながり得る遺伝性の不整脈におびえる経験をしたジェームズ氏(仮…

(5回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)開腹か、腹腔鏡か、医師の意見が二分 情報に振り回されて右往左往

絶対に受けたくない無駄な医療 【第5回】 実例1開腹か、腹腔鏡か、医師の意見が二分情報に振り回されて右往左往 ある日本メーカーで定年まで勤め上げた、70 歳を目前にした南野博氏(仮名)は2013年に突然、胃ガンであると検診の結果告げられた。 ガンと…

(4回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)その医療は本当に必要か? 無駄が無駄を呼ぶ5つの背景

絶対に受けたくない無駄な医療 【第4回】 第一部こんな医療では治らない! 国家財政を圧迫するほど医療費が膨れ上がっているのに、効果の薄い医療が減る気配がない。なぜ不要な医療が蔓延しているのか、その背景には何があるのか――。患者側と医療側の視点で…

(3回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)溢れる情報に混乱する患者

絶対に受けたくない無駄な医療 【第3回】 溢れる情報に混乱する患者 病気に直面する人やその家族から相談を受けるようになって気がついたのは、インターネットの情報を、それこそ目を皿のようにして読み込む患者や家族の姿である。 昔であれば、いったん病気…

(2回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)〝STAP騒動〟 の背後にある国民の変化

絶対に受けたくない無駄な医療 【第2回】 〝STAP騒動〟 の背後にある国民の変化 最近、医療への関心、または不安や不満を感じる人が増えているように感じる。そこには、背景があると考えている。 2014年4月、医療の常識を覆すような出来事があった…

(1回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)まえがき

絶対に受けたくない無駄な医療 【第1回】 まえがき まずは自己紹介をしたい。 私は東京大学で獣医学を学んだ。もともと工学系コースで学んでいたが、医療や生物科学、いわゆるバイオ技術の盛り上がりを横目に見て興味を持ち、思い切って20 歳の時に飛び込ん…

(0回)『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)

絶対に受けたくない無駄な医療 室井一辰と申します。この2019年に、『続 ムダな医療』(日経BP)、『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術 (新書y)』(洋泉社)という2冊の書籍を刊行しました。いずれも無駄な医療を撲滅していこう…

順天堂と新生児取り違え

順天堂と新生児取り違えの問題は、 全面的な調査して、実態を見つめてみるのが、 理想的ではあると見えます。 企業経営でこれまで起こったことから考えますと、 隠ぺいというのは、多く報道されてきましたが、 オリンパス、日産など、事実の隠ぺいが明るみに…

ソフィアメディ、買収

エムスリーが在宅医療の強化のために、在宅看護のソフィアメディを買収するというニュースが出ていました。 www.nikkei.com 在宅系の方々と先日、お話しする機会がありましたが、関わる人も多く、事業機会も多いように思えました。印象ですが、葬儀の企業が…

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