室井一辰 医療経済ジャーナリスト

医療経済ジャーナリスト、室井一辰。『絶対に受けたくない無駄な医療』の連載をはじめ、医療経済にまつわる話題をご提供いたします。

人間ドック受けていますか

人間ドックを受けているかどうか。このテーマで思うのは、内視鏡を受けるということ。日本では会社員の人たちは当たり前のように毎年検診を受けていますが、それ以外の人たちは意外と毎年のようには受けていません。たまに受けるといっても、胃がんなどだと、バリウムを飲んでX線検査で胃を調べている人が多いでしょう。それは会社員も同じかもしれません。

一度内視鏡を受けるのはお勧めです。内視鏡を飲むというのは、気持ち悪いという気持ちはあるでしょう。しかし、最近の内視鏡は、胃のほか、食道などもくまなく映像化することができますから、粘膜の異常を細かく見ることができます。要するに早めに胃がんや食道がんが見つかるのです。バリウム検査ではなかなかそうはいきません。

早期に見つかれば、早期に治療できますから、手術を避けて内視鏡で治療が可能である可能性があります。それは大きいです。一度、内視鏡を受けると、それを頻度高くやることはありません。まずは一度受けてみるのをお勧めします。

絶対に受けたくない無駄な医療で、紹介しています、チュージング・ワイズリーでも、内視鏡については無駄な医療と言ってはいません。大腸カメラは一度受ければ10年間は問題ないとは書いてあります。これはポリープなどがない場合ではあります。内視鏡は一度検討されると良いと思います。

扶桑社のMY SPAで有料記事を依頼されましたので、これのほかもう一本寄稿しています。オーソドックスなお話しですが、よろしければどうぞ。

nikkan-spa.jp