ワクチン接種の死亡抑制効果について考えるきっかけが、製薬企業の臨床試験のその後を調べた報告から示されていました。ポストセブンで取材されており、そのデータについて意見を求められました。ワクチン接種によって重症を抑止する効果については示されていますが、全体で4万人の集団で効果を調べた結果から見ると、死亡の発生数はワクチン接種したグループで大幅に減ったという結果にはなりませんでした。なぜかと言えば、4万人くらいを追っても感染者は一部で、しかも重症化するのは一部であるため、死亡を見ると差が出ることはないというわけです。コロナの集団として見たときのインパクトはいかほどか、真剣に考えていく必要はあるのだろうとは、データを見てみると思われました。