絶対に受けたくない無駄な医療。
2014年6月に発行しましたが、遂に10年になりました。
出したときには重要な問題だと思って出しましたし、そこに関連した問題は多くの人が認識して、改善に向かうことを期待していましたし、
ですが、世の中は難しいもので、10年くらいだとなかなか進みません。無駄な医療はまだ存在して、人々も無駄な医療をむしろ求めっています。手厚い医療を求めるのですが、それが必ずしも正解ではないからです。
選定療養費の問題がにわかに注目されていますが、これも必要以上の医療を求めている人の問題ととらえることができるでしょう。風邪で、大病院に行ってしまう。それはクリニックでも対応できますし、さらに言えば、自宅で寝ているしかない側面もあります。それに対応する病院側は大変です。
病院では、医師の働き方改革が2024年に猶予期間が終わり、本格的に導入されます。医師も残業が難しくなるのです。そうすれば、病院で対応できる患者さんにも自ずと限界が来ます。無駄な医療に時間を使っている場合ではなくなるわけです。
そこで、大病院に必要性が低いによらず直接行くと、自腹で特別料金が求められます。それが選定療養費です。これから、これに似たような、交通整理がもっと増えるように思われます。
そんな無駄な医療の話。この上のリンクから、2014年に発行した書籍をすべてこのブログで公開しています。ぜひお読みくださいましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。