2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧
絶対に受けたくない無駄な医療 【第89回】 受けたくない医療86【眼科】ドライアイでは涙点プラグは必要ない米国眼科学会 ドライアイは、文字通り目が乾く疾患だ。通常、目の表面を覆っている涙液の層が枯渇するために起こる。涙液は、涙腺から出て涙点に返っ…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第88回】 受けたくない医療85【眼科】硝子体内の注射前に抗菌薬は無用米国眼科学会 眼科の疾患では、目の中央部を満たしているゼリー状の物質、硝子体の中に注射をする場合がある。この時に感染を防ぐために抗菌薬を投与する…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第87回】 受けたくない医療84【眼科】ピンクアイに抗菌薬は禁物米国眼科学会 流行性角結膜炎とは、アデノウイルスというウイルスによる目の感染症だ。アデノウイルス結膜炎とも呼ばれる。目がピンク色になるのでピンクアイと…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第86回】 受けたくない医療83【眼科】度数の弱い読書用眼鏡は子供に不要米国小児眼科斜視学会 米国小児眼科斜視学会は、「子供が症状を訴えていないにもかかわらず、度数の弱い読書用の眼鏡をかけさせるべきではない」と指摘…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第85回】 受けたくない医療82【眼科】眼底や眼圧など毎年の眼科検診は子供に不要米国小児眼科斜視学会 子供の場合、念入りな眼科検診は過剰と見なされる。特別な顕微鏡を使った目の検査や眼底・眼圧の検査を含めた検診は「包…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第84回】 受けたくない医療81【眼科】眼科疾患の症状がないのに安易に画像検査をしない米国眼科学会、米国小児眼科斜視学会 米国眼科学会は、「特別に眼科疾患の症状や兆候が見られないならば、安易に画像検査を実施する必要…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第83回】 受けたくない医療80【皮膚科】手術の切り傷に抗菌薬を塗らない米国皮膚科学会 手術後には、どうしても皮膚に傷ができる。細菌が増えそうな不安を感じるが、抗菌薬を塗る必要はないようだ。米国皮膚科学会は、「手術…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第82回】 受けたくない医療79【皮膚科】細菌感染が確認できない限り、アトピー性皮膚炎では抗菌薬を服用しない米国皮膚科学会 米国皮膚科学会は、「アトピー性皮膚炎では、細菌による感染を確認できない限りは、経口の抗菌薬…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第81回】 受けたくない医療78【皮膚科】爪水虫と思っても飲み薬はほとんど不要米国皮膚科学会 爪白癬、一般的に爪水虫と呼ばれる疾患は、飲み薬で治すのが一般的だ。しかし、飲み薬はほとんど無用である可能性があるようだ。…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第80回】 受けたくない医療77【皮膚科】じんましんの診断で安易な検査はダメ米国アレルギー喘息免疫学会 米国アレルギー喘息免疫学会は、「じんましんでは、患者の症状を診断するために安易な検査をしてはならない」と意外な…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第79回】 受けたくない医療76【脳神経】精神症状の異常が見られても、認知症患者への抗精神病薬は慎重に米国医療ディレクターズ協会、米国精神医学会、米国老年医学会 認知症になると、認知機能が低下するだけではなく、患者…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第78回】 受けたくない医療75【脳神経】認知症では無計画にコリンエステラーゼ阻害薬を処方しない米国老年医学会 ドネペジルやガランタミン、リバスチグミンなど、アルツハイマー病に対する薬が増えている。一般的に使われて…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第77回】 受けたくない医療74【脳神経】認知症でPET検査の場合はまず専門家の診断を米国核医学・分子イメージング学会 認知症をPET検査で判定しようとする動きがある。「アミロイドイメージング」といって、世界的にも…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第76回】 受けたくない医療73【脳神経】失神したからといって頸動脈の画像検査をしない米国神経学会 失神の原因として、頸動脈が狭くなって脳に血液が回らなくなるという脳の貧血がある。頸動脈の内側にある膜が厚くなって、…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第75回】 受けたくない医療72【脳神経】単回の失神で、脳のCTやMRI検査は不要米国内科医学会 失神するとびっくりするものだ。脳に異常があるのではと心配になるのは自然なことだろう。ところが、必ずしも画像検査をすべ…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第74回】 受けたくない医療71【脳神経】切り札として使う場合を除いて、オピオイドやバルビツール酸系鎮痛薬は使わない米国神経学会、米国頭痛学会 片頭痛は厄介だ。症状が出てくると仕事にならず、吐き気を催すこともある。…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第73回】 受けたくない医療70【脳神経】頭痛に市販薬を長々と使わない米国頭痛学会 ドラッグストアに行くと、多くの頭痛薬が並ぶ。一般薬の中でも目立つ存在で、頭痛があると、つい手を伸ばしてしまう。だが、米国頭痛学会は…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第72回】 受けたくない医療69【脳神経】頭痛では脳波を測定しない米国神経学会 「頭痛で脳波を測るなんて大げさでは……」と思われる方も多いかもしれない。ただ、実施しているケースはあるようで、米国神経学会が「頭痛に脳波…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第71回】 受けたくない医療68【脳神経】重症ではない頭痛に画像検査は不要米国放射線学会、米国頭痛学会 頭痛は場合によっては脳出血や脳梗塞にもつながるので大きな不安を伴うが、心配しすぎも問題だ。米国放射線学会は、「…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第70回】 受けたくない医療67【精神科】不眠症治療の最初の薬剤として抗精神病薬は使うべからず米国精神医学会、米国老年医学会 不眠症に抗精神病薬と言うと筋違いな印象もあるが、実際に使われる場面はしばしばある。ただ、…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第69回】 受けたくない医療66【精神科】不眠症で安易な睡眠検査は好ましくない米国職業環境医学会 不眠症は大きな社会問題とも言える。仕事の効率に関わるので労務の問題でもある。米国職業環境医学会は、「慢性疲労や不眠症…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第68回】 受けたくない医療65【精神科】精神病でもないのに、子供にいきなり薬剤を使わない米国精神医学会 子供がADHD(注意欠如多動症)やうつ病、自閉症などの疾患にかかっているのではないか、と不安を感じる親は多い…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第67回】 受けたくない医療64【精神科】抗精神病薬は安易に2種類以上を使わない米国精神医学会 薬を2種類以上、同時に飲むのは一般的に珍しくない。しかし、抗精神病薬については、安易に2種類以上を使うのは控えるよう学…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第66回】 受けたくない医療63【精神科】抗精神病薬は安易に処方しない米国精神医学会 精神に関わる疾患で薬を使う際、精神疾患だけ見ていてもうまく治療できない。これは、意外と知られていない点かもしれない。 米国精神医…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第65回】 受けたくない医療62【アレルギー】アレルギー検査の際に非特異的IgEやIgG検査は避ける米国アレルギー喘息免疫学会 根拠のある検査を進めた方がいいのはアレルギーでも変わらない。 米国アレルギー喘息免疫学…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第64回】 受けたくない医療61【呼吸器科】在宅酸素療法を漫然と続けない米国胸部医師学会、米国胸部学会 肺炎や何らかの事故などで急に入院した際、酸素の吸引に問題があって在宅酸素療法が必要になる場合がある。この在宅酸…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第63回】 受けたくない医療60【呼吸器科】2歳未満の軽症の下部呼吸器感染症に全身ステロイドを使わない米国病院医学会 呼吸器感染症に対して、炎症を抑える目的でステロイドを服用させる場合がある。ステロイドは免疫力を下…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第62回】 受けたくない医療59【呼吸器科】酸素補充を受けていないのに、急性呼吸器疾患の子供にパルスオキシメトリーを実施しない米国病院医学会 急性呼吸器疾患は、ウイルスや細菌などが原因で呼吸器に障害が起こる病気。一…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第61回】 受けたくない医療58【呼吸器科】気管支炎の子供に気管支拡張薬を使わない米国病院医学会 気管支炎は、肺に空気を取り込む気管の枝で炎症が起こる病気だ。気管支に炎症が起こると、気管が腫れてしまって空気の通りが…
絶対に受けたくない無駄な医療 【第60回】 受けたくない医療57【呼吸器科】重症ではないぜんそく、気管支炎で胸のX線検査をしない米国病院医学会 ぜんそくや気管支炎で胸のX線検査をする場合があるかもしれないが、米国の学会は否定的だ。米国病院医学会は…