ワクチンの有害事象は、一般によく言われるアナフィラキシーや、もっとひどいアナフィラキシーショックといった、強めのアレルギー反応に関わるもののほかにも、発熱や頭痛、筋肉痛などさまざまなものがあります。日本でワクチン接種が広がっているビオンテックファイザーのワクチンやモデルナのワクチンは、あまり言われませんが、海外で接種されているアストラゼネカのワクチンは血栓の副作用が考えられています。
どういう人にこうした有害事象が起こりやすいのかは、まずはほとんどの人に軽い有害事象は起こるということがあり、一部の人に強い有害事象が起こるわけですが、その原因はよく分からないのが実態だろうと考えます。
そういうわけで、事前に気をつけるのは難しいのですが、とはいえ、アレルギー症状を持っている人のほか、心臓血管の病気や生活習慣病を抱えている人は、ワクチン接種でも一層気をつけるようにするのが無難なのだろうと考えています。