米国から、コロナのパンデミックに伴って、精神疾患の薬剤の新規処方が減少していると報告されました。
抗うつ薬の新規処方は予想されていたレベルよりも7.5%、抗不安薬は5.6%、抗精神病薬は2.6%減少したとのこと。
研究グループは、精神疾患治療のアンメットニーズが大きいと推定しています。
現場の取材をしていると、精神疾患についてはディジーズモンガリングの問題がありますから、過剰投与が是正されている可能性も考えたいところです。
2021年6月、米国研究。
Nason I, Stein DT, Frank RG, Stein MB. Decline In New Starts Of Psychotropic Medications During The COVID-19 Pandemic. Health Aff (Millwood). 2021 Jun;40(6):904-909. doi: 10.1377/hlthaff.2021.00028. PMID: 34097524.