【第86回】
受けたくない医療83【眼科】
度数の弱い読書用眼鏡は子供に不要
米国小児眼科斜視学会
米国小児眼科斜視学会は、「子供が症状を訴えていないにもかかわらず、度数の弱い読書用の眼鏡をかけさせるべきではない」と指摘している。
弱い遠視は子供によく見られる症状で、正常な状態と見なされている。子供の目は調整能力が高く、軽い遠視であっても容易に近くに焦点を合わせられる。読書用の眼鏡を処方した時に、度数の低い調整をするなら眼鏡は不要だ。学会は「斜視でなければ、度数の弱い眼鏡をかけさせる必要はない」と強調している。
(第86回おわり、第87回へつづく)