【第40回】
受けたくない医療37【整形外科】
腰痛だからと休養しない
北米脊椎学会
北米脊椎学会は、「腰痛の治療のために48時間以上横になって休む処置は推奨しない」と主張している。これは、腰痛になっても休むより動くという潮流を反映したものだ。過去には腰痛になると、休んだ方がいいという考えが主流の時代があった。学会は「腰痛患者に対する治療として、48時間以上横になることは臨床研究上のメリットが認められていない」と指摘する。診断も治療も、腰痛に関する医療界の対応は変わってきている。
(第40回おわり、第41回へつづく)