室井一辰 医療経済ジャーナリスト

医療経済ジャーナリスト、室井一辰。『絶対に受けたくない無駄な医療』の連載をはじめ、医療経済にまつわる話題をご提供いたします。

順天堂と新生児取り違え

 

順天堂と新生児取り違えの問題は、

全面的な調査して、実態を見つめてみるのが、

理想的ではあると見えます。

 

企業経営でこれまで起こったことから考えますと、

隠ぺいというのは、多く報道されてきましたが、

オリンパス、日産など、事実の隠ぺいが明るみに出てきましたが、

表面化したのちは、結果として誠実に調査して、

実態を報告して、再発防止に取り組んでいます。

 

タカタのリコールの遅延のように、

対応が遅れると、問題は悪化して、

最終的に組織は破綻してしまうことになりました。

 

新生児取り違えというのは、

軽い問題ではなく、お詫びするのは当然ですが、

リスクが内在していたということでしたら、

調査してやはり実態を明らかにして、

公開していくのが良いように見えます。

 

50年前のことで、

いまさらやっても問題ないという考えはあるのかもしれませんが、

課題を見つめて、問題をはっきりさせるのは、

多くの人の福祉にとって悪くはないと見えます。

 

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